特別支援学校と普通学校の違い




免許教科以外も教えます

中学校や高等学校では、国語免許しか持たない教員が数学を教えるということは普通ありません。しかし、知的障害児対象の特別支援学校で教えることも少なくありません。ただし、美術や音楽、保健体育などでは免許を持つ教員がT1(主として授業を行う教員)になるのが一般的です。




免許のない学部にも配属されます

小学校免許しかない教員が中学部に配属されたり、中高免許しかない教員が小学部に配属されたりということも普通にあります。免許がない学部に配属された場合は臨時免許を取得することになります(申請費用は自腹なところが多いようです)。校内で年度替わりに他学部に異動になることもあります(学部間異動)。一般に、人気は高>中>小なので、高から小への学部間異動は実現しやすく、小から高、中から高などは難しいようです。

土日はしっかり休めます

中学校や高校では部活動の指導のため、土日も多くの教員が学校に出てきています。特別支援学校にも部活はありますが、休日の練習は基本的にありませんので、土日に出勤している教員は多くありません。

寄宿舎での宿直業務がある場合がある

自宅が遠く通学が困難な児童生徒のために、寄宿舎が併設されている場合があります。寄宿舎を利用している児童生徒は、金曜日には自宅に帰り、月曜の朝にまた学校にやってきます。月曜日から木曜日の夜は教員が交替で舎監として寄宿舎に泊まり込みます(もちろん舎監以外にも、複数名の寄宿舎指導員が宿直をします)。宿直業務を命じられる教員は、「男性のみ」「男性も女性も」など、自治体や学校によって形態は様々です。

給食がある

小学部・中学部はもちろん、高等部でも給食があります。児童生徒の実態や学校の施設状況によって、教室で食べる場合もあれば、ランチルームに集まって食べる場合もあります。

給料がちょっといい・・・かも?

特別支援学校に勤務する教員や、特別支援学級担任の教員に対して、特殊勤務手当を支給している自治体もあります。ただ、最近は手当を支給しない自治体が増えてきているようです。

※地域・学校によって状況が異なります。