教員免許状取得に必要な科目
大学では、卒業に必要な授業のほかに、教員免許状取得のための授業科目も多く取らなければいけません。必要な科目は大きく3つのグループに分けることができます。
1.教育職員免許法施行規則第66条の6に定められた科目
日本国憲法、体育、外国語コミュニケーション、情報機器の操作
2.教職に関する科目
教職入門、教育史、教育心理学、教育社会学、教育実習 etc.
3.教科に関する科目
教員として教える教科の専門的内容。小学校の場合は9教科。
※科目名は大学によって異なります。
「2」は、教員採用試験で出題される「教職教養試験」の内容とほぼ同じです。のちのち教員採用試験でも役立つようにしっかり勉強しておきましょう。
教育実習・介護等体験
教育実習は一般に3年次または4年次に行います。4年次前期に行う場合、就職活動のヤマ場と重なりますので、一般企業への就職も考えている人は注意してください。期間は3~4週間(高校免許のみの場合は2週間)です。
介護等体験は、小・中学校の教員免許を取る際に必要です。社会福祉施設で5日間、特別支援学校で2日間、計7日間で実施されるのが一般的です。