学級目標の作り方(例)を、植物の発芽を例にして説明します
学級目標とは
学級目標は、めざす姿であり、自分と仲間の暮らしぶりを振り返って、 よりよい学級を目指すための視点です。
1 土を用意する
・・・・・4月第1週
(1)学校の教育目標の理解 [第1回職員会]
(2)学校長の経営方針の理解[第1回職員会]
(3)学級開きで子どもに伝えたい願いと方法を考える。
・担任は、1年後の出口の姿から、願いを明確にする。
・担任は、子どもに伝えたい内容と学校の教育目標・経営方針の関連を考え、質問されたら言え るようにしておくことが大切。
(4)学級開きで子どもに伝えたい願いと方法を職員に発表し意見をもらう。 [第2回職員会、学年部会、学年会]
・担任は、願い(方針)をもって会議に臨む (交流することが、学校の一体感につながる )
2 種をまく
・・・・4月6・7日 学級開き
(1)学級開きで、担任の願い(方針)を子どもに語る。
・小学校では、伝えたい内容を具体物を活用して話すと効果的である。
・担任が書いた字や準備した具体物は、教室の前方に掲示しておくと効果的である。
3 水をあたえる
・・・・・4月第2週・第3週
(1)朝の会で、学級開きの願いから個や学級の様子を見ることを朝の会で毎日話す。
・集団と個の両面を見る視点を忘れない。
(2) 学級開きで 担任が伝えた視点で個・学級の様子を見て帰りの会や通信で誉める
(3)子どもの役割(係活動)が決定した後は、担任は実行させ、見届け、誉める。
・小学校高学年、中学校では学級リーダー会を開き、目的・話し合い方・対応の仕方を教える。
・この間に修学旅行等の行事がある場合、仮の学級目標に取り組み、個と学級を考える視点を 理解させる。
4 芽が出る
・・・・・4月第4週・5月第1週
(1)担任は、具体的で実現可能な学級目標の案を考える。
・学校の教育目標が具現できるよう、具体的で実現可能な学級目標を設定する 。
(2)学級会で、学級目標を決定する。
・教師の願いを反映させながら、子どもたちとの話し合いで決定する (小学校低学年は別)
・小学校高学年、中学校では学級リーダー会で原案を作成し提案する。
・第1回PTA授業参観日の時、掲示してあると保護者は安心し信頼する。
→ 教室が安心な居場所につながる大切な要素。